注文住宅でウォークインクローゼットを設けるメリット・デメリット!
注文住宅で家を建てる時には、さまざまなポイントを重視するかと思います。暮らしを快適にするうえで、収納スペースの確保は欠かせないでしょう。広く収納スペースを使えるウォークインクローゼットには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。今回はウォークインクローゼットの利便性や特徴について解説します。
注文住宅でウォークインクローゼットを設けるメリット
収納スペースの中を人が歩けるようになっているウォークインクローゼット。収納スペースをたくさん確保できることから、高い人気を誇っています。3~4帖ほどの空間があり、小さな部屋を収納スペースにしているような感覚で使えるのです。スーツやジャケット、冬物のコートを掛けるためのハンガーパイプや備え付けの棚があって、衣服をきれいにしまえます。スーツケースや季節限定で使う家電など、年中ずっと使わないアイテムをしまっておく場所としても活用できます。
管理が楽で使いやすい
どこに何がしまってあるか、一目で見て分かりやすい点が魅力的です。春夏秋冬と、それぞれの季節に分けて収納しておけば衣替えも簡単に行えます。大きなコートやスーツ類も畳まずに収納できて、手間がかからないうえにシワにもならないというメリットがあります。洋服以外にもさまざまなものをしまえるため、活用方法の幅が広くとても便利なのです。
窓を設置することで湿気を防ぐ
高温多湿の環境は生地が傷んでしまうため、衣服を収納する場所に向いていません。そこで、クローゼットに窓を設置して換気できるようにすると、風通しのよい空間が完成します。大切な洋服やバッグ、靴などのアイテムを、湿気・カビから守る場所として、ウォークインクローゼットはとても適しているのです。
注文住宅でウォークインクローゼットを設けるデメリット
ウォークインクローゼットを取り入れるには、その分のスペースを確保しなければいけません。家の面積をその分広くしたり、ほかの部屋や通路を狭くしたりするなど、工夫が必要です。家に住む人数にあわせて、適切な広さのウォークインクローゼットを設定しましょう。また、照明がなければ収納する際に不便なので、その分の費用が上乗せされます。
きれいに収納することが重要
収納スペースがたくさんあるからといって、乱雑に収納してはどこに何があるか把握できず、ウォークインクローゼットを設置した意味がなくなってしまいます。ウォークインクローゼットの中も整理整頓して、きれいな状態を保つようにしましょう。
ウォークインクローゼットの種類ごとの特徴
ウォークインクローゼットにはいくつか種類があります。I型のウォークインクローゼットは、通路のように真っすぐになっていて片側に収納スペースがあるタイプです。通路と収納場所がはっきり分かれていて使いやすいですが、収納できるものは少ない傾向があります。真ん中が通路になっていて両側に収納スペースがあるⅡ型は、より多くのものを収納したい方にぴったりです。I型よりスペースは広くとる必要があるので、間取りをよく考えて決めることが重要です。
より収納スペースが欲しい方へ
家に住む人が多くその分収納するものも多い家族や、服・靴・バッグなどにこだわっていてたくさん持っているという方は、より広い収納スペースが欲しいかと思います。そこで、L字型やコの字型のウォークインクローゼットをつくることをおすすめします。どちらもより効率よく収納スペースを確保できるため、使い勝手がいいという特徴があるのです。
ウォークインクローゼット設置時の注意点
ウォークインクローゼットを開閉する扉は、引き戸タイプのドアがおすすめです。外や中に折れるタイプのドアにすると、ドア付近にものや家電を置けなくなってしまい、デッドスペースを生み出してしまうからです。
そして、家の動線をよく考えてウォークインクローゼットを設置する場所を決めましょう。着替えに便利な寝室や外出の際に上着を簡単にしまえる玄関付近など、さまざまなアイデアがあります。家族で話し合い、みんなにとって使いやすい場所に設置してください。
収納するものを考慮して設計する
ウォークインクローゼットを設置したものの、服やものが多すぎてしまいきれなくなってしまっては意味がありません。収納したいものの量を把握して、適切なスペースを確保しましょう。収納用の棚の高さやパイプハンガーの長さなども重要です。また、ものをきれいな状態でしまっておけるように、換気用の窓を設置して湿気対策をしておきましょう。
まとめ
注文住宅でウォークインクローゼットを設置するメリットとデメリットについて紹介しました。内部の構造や棚の有無、パイプハンガーの長さなど、さまざまな要素を適切に決める必要がありますが、充分な収納スペースとして大活躍してくれることが予想されます。自分や家族の希望を取り入れて、適切な構造のウォークインクローゼットを設置してください。
